ノートPCを新調しました(VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4)

もうそろそろ本格的にモバイルしたく、ノートPCを新調することにしました。旧PCはThinkPad X31で、1.7Kgぐらいあり、とてもモバイルできるものではなかったわけです。

そこで、新しいPCをどうするか考えたわけですが、用途はネットサーフィンと、出先でのノート的な使い方、そしてディアブロ2ぐらいですので、対してパワーいらんわけです。ThinkPad X31でもディアブロは十分動いていましたし。

しかしネットブックはなんとなくイメージ良くない、というか、パワーとかその割に値段とか、つくりが微妙といううわさも聞きますし、中古で本当に軽量なノートPCを探すことにしました。そして、アキバ行ってきて見つけたのがコレです。

NEC VersaPro ウルトラライト タイプ VC VY10A C-4 連続稼動14時間半 - AKIHABARA NEWS
http://jp.akihabaranews.com/15308/legacy-unused/pc/nec-versapro-vc-vy10a-c-4-14

キズを自己修復、14.5時間駆動の「VersaPro UltraLite タイプVC」が来た - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20070529_versapro_ultralite_type_vc/

VersaPro UltraLite タイプVC」の周辺機器も徹底フォトレビュー - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20070529_versapro_ultralite_type_vc_option/

今度は「VersaPro UltraLite タイプVC」をベンチマークでチェック - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20070530_versapro_ultralite_type_vc_benchmark/


▼新旧機の発売年月
ThinkPad X31 - 2003年3月
VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4 2007年10月

▼スペック
IBMThinkPad X31
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd13.nsf/jtechinfo/SYP0-04772ED
VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4
http://www.bizpc.nec.co.jp/bangai/pcseek/cgi-bin/successor.pl


IBMのサイトにThinkPad X31の詳細仕様が公開されている。何を当たり前な、、、と思いきや、NECの情報ページが直リンクできなくて、過去製品検索ページに複雑怪奇な型番(VY10A/C-4)を入力して飛ぶしかないという鬱仕様で、lenovoに負けている点が非常に気になります。

まあ、lenovoもグラフィックチップは「ATI MOBILITY RADEON (AGP 4X)」と書かれてるだけで、具体的なモデル名が不明でもどかしいのです。それとも、数字のモデル名がないのであろうか。

ところが、無印の「Mobility Radeon」というものがあるようだ。はてぶにMobility Radeon系列のラインナップが載っていてよく分かった。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Radeon

Mobility Radeon
Mobility Radeon 7500
Mobility Radeon 9000シリーズ (DirectX 8世代)
Mobility Radeon 9000
Mobility Radeon 9200
Mobility Radeon 9550
Mobility Radeon 9600 Pro/無印

▼性能について

  • Core2Duo U7500/1.06GHz:用途的に見て問題なし。
  • メモリ1.5GB:中古の仕様でこのように。XPなので問題なし。
  • 12.1型TFTカラー液晶(XGA):持ち運び考慮するとこのサイズがちょうどいい。excelなどはワイドの縦の狭さにイライラして...
  • インテル(R) 945GMS:グラフィック必要ないし。
  • モノラルスピーカ内蔵:音でれば問題なし。
  • 100BASE-TX:ここだけちょっとひっかかったけど、妥協。
  • キーピッチ:17.55mm、キーストローク:2.5mm:快適。押し具合が深いの苦手で。
  • NXパッド標準装備:可能であれば、トラックポイントもしくはトラックボールのほうが。けど、マウス使うし。
  • 約958g(リチウムイオンバッテリ(M)含む):最大のポイント。1kg切るのが、モバイルの分岐点と思っており。
  • 他:さらに公称で10時間持つバッテリー。モバイルにはありがたいところ。

▼グラフィック性能は買い替えで向上したのか?
ノートパソコンの現況にあまりにも疎かったが、買った後から、当初の購入要件に無かった「グラフィック性能」が、前のよりいいのか、という疑問がわいてきた。新しい PC、VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4のグラフィックチップはIntel945GMです。両者の性能を調べてみましたが、両方都合よく載っているサイトが中々見つかりません。↓のサイトで代替的に比較してみると、

http://kettya.com/notebook2/gpu_ranking_mark06.htm

MobilityRadeon 9600 - 197
Intel945GMS - 142

というわけで、ここにかろうじて載っているMobilityRadeon 9600よりギリギリ早く、したがって、はてぶのMobility Radeon系列のラインナップと比較して比べるとMobilityRadeon 9600>Intel945GM=or>(たぶん)Mobility Radeonという性能差であろうと。

というわけで、グラフィック性能が落ちていることはなさそうです。945GMSって、どんなチップセットなのでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB_%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88

Mobile Intel 945GM Express/945GME Express チップセット
レンダークロック200MHzのGMA 950を統合した、モバイル用メインストリーム向けチップセット。「E」は組み込み用。対応CPU、メモリ、ストレージ、USBは945PM Express と同様。D端子をサポート。

Mobile Intel 945GMS Express チップセット
945GMに、インテルHDオーディオのサポートを追加。

グラフィックの核心部分はGMA 950というものらしいので、そっちのページに飛んでみると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Intel_GMA#GMA_950

GMA 950は、2005年に発表された製品で、Intel 945チップセット(Intel 945G、945GC、945GZ、945GM、945GU)に統合されている。GMA 900を改良した製品で、コアクロックは133MHzから400MHz、ビデオメモリは最大192MBから256MBとなっている。DirectX 9.0c、バーテックスシェーダ 3.0に対応しているが、シェーダにソフトウェアで対応している点はGMA 900と同じである。

2005年ごろの製品のようです。Directx9にも対応していて、ありがたい。とにかく、VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4に積まれているIntel945GMS(GMA950)が、X31の無印MobilityRadeonに負けていることはなさそうです。

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▼交換バッテリーの確保

新品で確保しようとするとこんな感じらしい。
http://online.plathome.co.jp/item/detail/41267532/NEC/PC-N-BACL12-%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3(M)/PC-N-BACL12

NEC PC-N-BACL12 リチウムイオン(M) (PC-N-BACL12)
参考価格
9,198JPY円 (税込)

本体の半分ぐらいする!さすがにこれは出せないので、ジャンクで入手するしかなさそうです。本体自体がややマイナーなので、探すのは苦労しそうですが、アキバで中古PC屋漁るしかないでしょう。ヒマがあったらやってみようかと。

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▼筐体について
VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4を持った感想は軽さの割には大きく感じる、ということです。ThinkPad X31と実際に重ねてみるとC-6は若干小さいわけですが、並べないで見た時はVersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4のほうが若干大きい、と思っていました。ThinkPad X31が黒で引き締まって見える、というのが大きいかと思われます。

厚さが問題で、Versa Proは閉じた状態では天板が前傾しており、一番低いところでは1mmほど、一番高ところでは2-3mmほど高く、つまり、厚みがあります。

しかしながら、ThinkPad X31に比べると、筐体に余裕があるような気がします。天板にデザインでくぼみがありますが、そこと筐体内の余裕であわせて、衝撃吸収効果があるような気がします。実際、頑丈さはVersa Proのウリの一つのようでもありますし。

対して、ThinkPad X31は平板なボディの真ん中に負荷を掛けると、内部で何かがたわむような音がするし、樹脂系のボディもポキっと行きそうな不安さがあります。キーボードの押し剛性は確実にThinkPad X31のほうがカッチリしている気がしました。指に体重を掛ける感じで加重してもビクともしないのですから。VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4は多少たわみますが、そもそもキーボード面にそこまで圧力を加える状況、というのがよくわからない気もします。

キーの裏側はThinkPad X31がゴチャゴチャしており、マイナスです。メカっぽくて渋いのですが、実際問題、掃除ではVersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4ののっぺりしたキー裏のほうがいいでしょうし、衛生面でもよさそうな気がします。

▼雑感
VersaPro UltraLite タイプVC VY10A/C-4は、Core iほげほげ級のPCが出回っている現状ではyoutubeすらおぼつかなさそうな超ショボノートですが、軽さと駆動時間、そこそこのディスプレイと処理性能で、サブノート本来の用途ではまだまだ活躍できそうです。しばらく弄って、ネタにしてみようと思います。需要が少なそうですが...