diablo2のインストールまとめ

▼PlayDiscが読みにくい問題をできるだけ軽減する方法。

[イントロダクション]
「Diablo2 Lord of Distruction」のインストールは最初に、旧Diablo2のインストール、重ねてアップグレード版であるDiablo2(LOD)のインストール、と行うことで、現在主流のDiablo2 LOD(以下LOD)というアップグレード版のゲームを楽しめる状態になります。

ここで「旧Diablo2」「LOD」どちらのインストールも、「旧Diablo2のPlayDisc」がCDドライブから要求されます。ところが、最新のドライブだと、「旧Diablo2のPlayDisc」が読めないことがあるようで、現に私はそれに悩まされました。

そこで、できるだけPlayDiscが読めない問題を軽減する方法を説明します。とはいえ、PlayDiscが「完全に」読めるドライブが一つは必要ですが…。

「完全に」の定義。
1)旧Diablo2のインストール時のPlayDisc要求で拒否されないこと。
2)PlayDiscの中身が見れ、MPQファイルのコピーでエラーが出ないこと。

[Diablo2LODのインストールに最低限必要なメディア]
1)旧Diablo2のInstallDisc(最初に入れるメディア)
2)旧Diablo2のPlayDisc(プロテクトのせいで読めない場合あり。諸悪の根源)
3)Diablo2 Lord of Distructionのディスク(拡張版。通称LOD)

□インストール手順説明
[1]CDドライブにDiablo2PlayDiscを入れ、PlayDiscの中身が確認できるCDドライブをチョイスします。
※複数台PC、そしてCD/DVDドライブがある方も珍しくないと思うので、その中で大丈夫なものを探してください。

[2]以下のMPQファイルをHDD上のテキトーな場所にコピーします。
D2MUSIC.MPQ
PLAYD2.MPQ
※CDとPlayDiscの相性でうまく行かないときあり…。そのときは別のドライブで試しましょう。私は2PCの計4台のドライブで1台のみうまくコピーできたので、ネットワーク経由で「コピーできたPCのHDD」−>「もう一台のPCのHDD」へとMPQファイルをコピーしました。

[3]Diablo2InstallDiscを入れ、インストールを行います。
※Diablo2PlayDiscが要求されます。[2]がうまくいかないドライブでも旧Diablo2のインストールはなぜか問題ありませんでした。

[4]インストールが終わったら、[2]のファイルを[C:\Program Files\Diablo II]フォルダへコピーします。

[5]LODのディスクを入れ、LODをインストールします。
※手順[4]により、PlayDiscが要求されなくなります。
※Playdiscですが、[3]で読めたのに、LODインストール中に読めないことがけっこうあるようですので、手順[4]によりその問題を回避できるわけです。

[6]LODのディスクから、*.MPQファイルを[C:\Program Files\Diablo II]フォルダへコピーします。
※同じファイルは上書きしませんでした。
※LODにはプロテクトがかかっていないようで、読めなかったことはありませんでした。

[7]LODディスクを挿入したまま、バトルネットにつなぎ、最新パッチを当てます。

[8]LODディスクを抜いてDiablo2がプレイできることを確認します。
※[7]の最新パッチでは[6]の手順でCD無しでプレイできるようになります。

わかったこと。
・英語版のD2Cに日本語・英語両対応版のLODを当てましたが、問題なかったです(当然ですが)
・↑のインストールを英語版D2C/LODのCDキー、日本語版D2C/LODのCDキーで各一回行いましたが、問題なく通りました。
・「ダウンロード版」のキーはCDメディアと互換性が無い模様。ご注意のほど。

□今後の問題

一番、怖いのが、今後発売されるCD/DVDドライブの新しさにD2CのPlayDiscが対応せず、読めなくなっていくことです。今回、一番古いDVD/CD書き込みドライブ以外では完全に読めませんでした。

暫定的な対応方法としては、PlayDiscのMPQファイルをHDDやCDメディアにコピーしておくことです。こうすればファイルコピーの不確実性がなくなるので、あとは手順[3]さえクリアできれば、それ以降はPlayDiscが必要ありません。しかし、[3]が問題となる可能性があります。

手順[3]の不確実性も配慮するならば、OSとハードウェアが変わらない、という前提ですが、インストールに成功した後にOS領域ごとバックアップを取っておくという方法が必要でしょう。当方はインストールが面倒なので、インストール済みの状態でバックアップを取得しました。これでOS更改まではとりあえず安心できる状態になりました。

まあ、一時は完全に「ムーンストーン」状態だと思われていたDiablo3が、もはやいつになるのか?という時期ですから、それほどDiablo2の心配をする必要は無いのでしょうが。1が名作、2が名作で、3が名作じゃなかったら…と思う恐れはあるのですが、Brizzard社は面白さのツボをきっちり押さえている会社のようですから大丈夫だと希望しています。