ケースFANについて
さて、再開したDiablo2と同時進行のPC2号機の更新記録です。
・ML115G1 元スペック
Athlon 3500+ / メモリ512MB / HDD80GB / グラボなし / サウンドなし
・当方所有のML115の現状
1号機:メインPC AthlonX2 5600 / UMAX製メモリ2GB / HDD増設 / GF8400GS / SB5.1VX / OS:XP
2号機:サブPC AthlonX2 4200 / 1号機のメモリ足して1GB / HDD増設 / RadeonX300 / SB5.1VX / OS:W2K
3号機:放置機。ハードウェア構成そのまま。近日、譲渡予定。OS:2003Server
マザーボードP45-T2RS上のシステムコネクタは3ピン、しかしながら、ケースファンは4ピンであり、つなげていいものか、さっぱりわかりません。ググってみたけど、コネクタの変換がどう、という内容ばかりで、なぜ、3ピンと4ピンの違いがあるのか、教えてくれるようなページが検索の上位に来なくて困っていました。
しかしそれでもめげずにしばらくネットサーフィンしているとこちらのページがヒットしました。このページを見て疑問が氷解したのです。
ページの信号線の本数ごとの違いについて解説している箇所をさらに表にしてみました。
信号線 | 信号の内訳 | 回転数モニタ | 回転制御 |
2信号 | GND,電圧 | ×:できない | ×:入力電圧依存(マザー、ファンコンが電圧変更、PWM対応の場合○) |
3信号 | GND,電圧,タコメータ | ○:できる | ×:入力電圧依存(マザー、ファンコンが電圧変更、PWM対応の場合○) |
4信号 | GND,電圧,タコメータ,PWM*1 | ○:できる | ○:モニタしてる温度を見て調節 |
今回の問題と関係あるのは、3ピン=3信号と、4ピン=4信号のところです。3信号はケースファンとしては一般的な形式、すなわち今回の件でP45-T2RSのシステムコネクタが3ピンだったのはフツーということになります。問題はML115G1から引き継いだケースファンのほうです。こちらはケースファンも制御するというML115G1の仕様によるもので4ピンだったというわけです。
ケースファンの4ピンをマザーの3ピンにつなげることは可能でしょうか?それは可能です。上表3信号、4信号それぞれの「信号の内訳」を見て頂きたいのですが、3信号は4信号からPWM*2を省いた以外は機能的に同じで、PWMはケースファンが回るために絶対必要というわけではないですから、接続すればとりあえず回転はするはずです。
しかしケースファンを接続し、回転させてみてビックリとしました。ML115G1は電源ケーブルをつないだ直後の起動時だけ、まるで掃除機のような轟音をあげながらケースファンが回転することで有名なのですが、この場合、休むことなくひたすら轟音状態で周り続けるのです。これでは夜中に起動し続けるのは憚られるようなレベルです。とてつもない回転で回り続けています。
しょうがないので、PCを止めました。こうなる理由が先ほどのページにありましたが、
Q DTM用にASUSのA8Vを買いました。
マザーボード上に3ピンのファンコネクターがありますが、手持ちのCPUクーラーのファンは4ピンです。 差しても大丈夫でしょうか?
A 無問題です。ただし、どのような動作をするか分かりません。
自分のケースでは、4ピンのファンの回転速度がマザーの入力では轟音状態で回るようになっている、ということのようです。
しかし困りました。パーツ交換前に比べるとどうも廃熱の重要性は増しているようです。というわけでケースファンを切って走らせるなど論外ですし、ケースファンを動かせば轟音状態です。泣けます。
交換部品もないので、それ以上手の打ち様もありません。じゃあどうしようかと例のML115G1のwikiを調べると、KKF90-01(鎌風の風90)というものがML115G1でファンの回転数を調整する場合の定番のようです。これを次回は調達しようというところまで決め、あきらめました。またまた次回に続く。
*1:ケースFAN回りで言われるPWMという言葉は、「FAN回転数制御機能」「もしくはその制御信号」と言う程度の意味で使われている模様。本当は電磁気学周辺の言葉らしく、厳密には異なるみたいですけど。
*2:パルスモーターはパルスと電圧の二つのファクターで回転数が決まっており、普通は電圧を上げ下げして回転数を制御するが、信号を用いてパルスを変動させて回転数を変化させるやり方もあり、その信号がここでいうPWMに流れている模様。http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3109225.html。引用しましたがさっぱりわかりませぬ。